玄米生活で免疫力アップ

なぜ白米が普及したのか

かつての日本の食生活の基盤は玄米でした。江戸時代に入ってからは上流階級の人々のあいだで白米が食べられるようになり、出稼ぎで江戸へ足を運んだ農村部の人々が白米を親しむようになって広まっていきました。

しかし、今のようにおかずから栄養を摂れない時代では玄米の栄養に頼っていたので、白米を食べることによって「脚気」というビタミンB1不足の症状が流行してしまいました。脚気は「江戸わずらい」と呼ばれる流行病として知られていますが、これは農村部の人々が江戸に行くことで白米を食べることによって病気にかかったというのが主な理由です。実際に脚気の症状は、江戸から離れて農村部に戻ると消えていったそうです。

つやつやに輝いて宝石のように見えることから「銀シャリ」と呼ばれた白米は、その後精米技術が普及したこともあり、一般の家庭でも食べられるようになりました。医療技術の進歩や食生活の多様化により、昔のように脚気という病気は減りましたが、食事を摂っていても栄養失調になる人もいる現代では、玄米の栄養について見直しがされています。

「ぬかっこ」でいつでも手軽に栄養補給

玄米は浸水時間が長く、手間がかかる印象を持つ人も多くいます。健康のために玄米を始めてみたくても、高い、難しいといったイメージからなかなか手を出せない人もいるのではないでしょうか。

そんな人におすすめしたいのが、「米屋きちべい」から販売されている「ぬかっこ」です。ぬかっこは、精米の際に生じる胚芽や糠層を粉砕して粉末状にした商品で、手軽に玄米の栄養価の高い部分だけを摂取することができます。

使い方は簡単で、普段飲んでいるコーヒーや牛乳、ヨーグルトやスープなどに加えて混ぜるだけ。忙しい人でも手間をかけずに手軽に玄米の栄養を摂取することが可能です。

小さじ1杯あたりのぬかっこの量は約2gです。2gのぬかっこを1日3回摂取した場合の栄養価は次の通りです。

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注目したいのは食物繊維。食物繊維の1日の摂取目標量は、成人男性においては20g以上、成人女性では18g以上となっています。しかし、日本人は慢性的に食物繊維の摂取が不足しており、男女通しての平均摂取量は20歳以上において約15g程度にとどまっているとの報告があります。(平成30年度国民健康・栄養調査より)

食物は野菜や果物などに多く含まれており、単品食品や加工品に偏った食生活では不足しやすくなります。ぬかっこの小さじスプーン3杯分あたりの食物繊維含有量は1.8gとなっており、これはキャベツ100gあたりの食物繊維の量と同等です。できればキャベツを100g食べてほしいところではありますが、毎日続けることや手間を考えるとあまり現実的とはいえません。

その点ぬかっこは、他の飲み物や食べ物と合わせるだけでよい利便性の高い食品といえるでしょう。食事は1日なにかを摂取したからといって大きく体調が変わるわけではありません。「続ける」ということの重要性を考慮すると、より簡単なもので栄養面を考えられるのが理想的ですね。

ぬかっこはどんな人におすすめ?

もちろん全ての方に安心してとり入れていただけるぬかっこですが、特におすすめしたいのは次のような方です

・妊娠中の方

妊娠中はお腹のなかの赤ちゃんの分までしっかりと栄養を摂取しなければいけません。しかし、つわりで十分に食事を摂れないという問題が起こる可能性もありますし、妊娠中の悩みとして便秘を挙げる方も多いです。

便秘や体調不良が見られても、薬を飲めないといったケースも考えられます。妊娠中の便秘や体調管理には、安心安全なぬかっこがおすすめです。

・肌荒れが気になる方

肌荒れの原因の一つとして便秘が挙げられます。ぬかっこには不溶性の食物繊維が多く含まれています。不溶性食物繊維はスムーズな排便を促してくれるので、体内の不要な物を外に排出するという意味で肌荒れ改善にも効果が期待できるでしょう。

・腸内環境を整えたい方

腸内には身体のなかの約7割の免疫細胞が存在しています。さまざまな病気の原因となる細菌やウイルスから身を守るためには、善玉菌を増やして腸内環境を整えなければなりません。

食物繊維の働きの1つが腸内環境を整えるというものです。欧米型の食生活に傾き、現代人は食物繊維の摂取が不足しています。1日3回のぬかっこの摂取でとれる食物繊維の量は、1.8gです。わずかだと感じる方もいるかもしれませんが、キャベツ100g分というとその量を実感できるのではないでしょうか。

まとめ

玄米は白米よりも栄養価の高い食品であることは確かです。しかし、忙しい生活のなかで玄米をとり入れるのはなかなかハードルが高いもの。玄米をとり入れてみたいけど手間をかけたくないという方は、普段の飲み物や食べ物に加えるだけで簡単に玄米の栄養素をとり入れられる「ぬかっこ」がおすすめです。

片村優美さん

管理栄養士 片村 優美さん

北海道釧路市在住。二児の母。
料理教室の主宰、講師など健康と料理の分野で活動。
2つの病院で栄養指導や給食管理に従事したあと、フリーランスとして活動を始める。
主にサイト監修や執筆が中心だが、食育教室や健康講座の開催など直接人と触れ合うことができる機会も大切にしている。

管理栄養士 片村 優美さん

「玄米の栄養とぬかっこの有効性」の詳細についてはPDFをご覧ください